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アジア圏の長期休業あるある実態

さて、今年も旧正月の時期になりました。
アジア圏のこの時期はもちろん、海外の長期休暇の影響で、
問い合わせや輸入において苦労されたことがある方も多いのではないでしょうか。

中国では、40日間で約30億人が移動するといわれる「民族大移動」の最大の長期休暇シーズンとなりますが、
当社が扱っているアジアメーカーと向き合ううえでも、避けては通れない重要な時期になります。

日本の長期休暇といえば、年末年始、ゴールデンウイークなど、その年によって変動はあるものの、
企業によって多少の誤差がある程度で、基本は暦通り、どんなに長くても土日をいれて10連休程度でしょうか。

一方、一番の影響を見せる中国では、1月下旬から2月中旬まで、長いところだと丸3週間も休みます。
特にアジアメーカーでは、本社(営業窓口)が香港や台湾にあっても、工場は中国に設けているところも多いです。
休みの期間は当然工場の生産が一切止まりますし、技術部門やサンプル対応分の製品在庫を工場に所在しているケースも多く、
各種特性の確認などの技術的な問い合わせや、サンプル対応可否なんかも、
確認回答は”旧正月休業明け”になってしまいます。。

部品入手はもちろん、部品選定のための情報収集に急を要しておられるお客様へは、
毎度心苦しく申し訳ないなぁと思いつつ、こればかりは仕方がありません。
なので、休業期間が近づいてくると早めの情報提供をして、早めの問い合わせや発注をもらうなど、
可能な限りタイムロスを最小限にするべく当社からもご案内しております。

ただここで厄介なのは、休業が明けたからといって再開直後から通常運転モードには戻らない、という点です。涙
休みの間に世界中からきている問い合わせや注文が渋滞していて、単純にその処理に時間がかかるのはもちろん、
工場の従業員が帰省をしたきりそのまま戻ってこず人手不足に陥る、なんてことも「あるある」なようです。
人員確保には新たな募集や、賃上げもやむを得ず発生したり、今度は人事に人材が必要になって、、
私なんかが容易に想像できる範囲でも、通常通りの対応はとても厳しそうです。
さらに2年前の、コロナウイルスが中国を中心に爆発的な流行を見せたときには、人手不足が例年よりも著しく、
加えてマスクの確保ができず工場を運営できなくなったとかで、
酷い時には1ヶ月くらい工場稼働率30%なんてことありました。泣
あのときも、部品入手の限界を迎えられるお客様に対して、メーカーの状況を毎週少しずつでもアップデートするなど、
とにかくメーカーと密に連絡を取り情報共有することで、スケジュールの調整をしてもらっていました。

もう二度とあの大変さは味わいたくないものですし、笑
これ以上コロナの影響が拡大しないことを切に願うばかりですが、
どんなにやむを得ない状況であるにしても、正確で詳しい情報を可能な限りゲットして
お客様が良い方向に動けるかを、今までの私達の経験値をもとにお手伝いさせていただきます。
そういったお困りごともお気軽にご相談ください!

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