3D プリンティングとも呼ばれる積層造形は、医療、工業、コンシューマ市場といった幅広い用途で使用され、強く軽量な製品の製造を可能にする新しい技術です。1990年代に登場した当初は、部品の試作程度の用途で考えられていました。しかし、材料や精度、再現性が向上したことで、現在では最終製品の製造やワークフローのデジタル化に広く利用されています。3Dプリンターは、レーザーを用いて溶融したプラスチック樹脂または金属を層状に積み重ね(印刷)、立体的な部品を作製します。レーザーや電子ビームでは膨大な熱を発生するため、作製する立体物の高い品質と長寿命動作を確保するには、繊細な機器から熱を放散させる必要があります。

製品

コンプレッサーベースの冷却システムであるNextreme™ チラーは、ペルチェ式の液冷システムよりも高い性能係数(COP)を実現します。レーザーや電子ビーム、電源、サーマルプリントヘッドなど、あらゆる精密部品の温度を効率的に制御することができます。また、Nextreme™チラーは3Dプリンターでの造形後の冷却にも有効で、部品のデザインと品質維持に貢献します。

ペルチェモジュールのUltraTEC™ UTXシリーズは、周囲温度をはるかに下回る温度まで冷却し、3Dプリンターの繊細な部品から熱を放散します。設置面積が小さいレーザーシステムの場合、ペルチェをレーザーの外部に直接取り付けることができます。

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