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部品の長納期化問題、その後…

先日、電子部品の長納期化がとんでもないことになっているという話をしていました。
ちょうど3月頃でしたので、コロナ
の影響もまだ大きく、また旧正月休業の影響も相まって何にも見通しが立たず、「過去20年で一番ひどい状況!」と嘆いていましたね。

直近で見受けられる状況

しかし直近だと、前もって大量に発注していた長納期部品がようやく入荷し始めたり、少しずつ動きが出ているようにも思えます。
ほとんどの場合で、通常欲しい分より数十パーセント増しで発注していた状況だと思いますので、この時期に入荷したもので当面の生産量は賄える、という方も多いのではないでしょうか。

そうなってくると、たとえば半導体は手元にたくさんあるのに他の部品(ケーブル、コネクタ、リレー、スイッチング電源など)が足りないので、手元のICに数を合わせて多めに発注。また需要が一気に増えて長納期化していく…。

なんて現象が発生し、長納期問題が今度は違った製品群での問題に移行しているように見えています。。

日本ミックができること

いつまた長納期に悩まされるかわからない製品をこの先使い続けるのもなかなか渋いと思いますので、少し手元の在庫が増えてきたこの時期に、思い切って他の代替可能製品(相当品)に切替をご検討されるのも一つの対策かもしれません。

実は当社が得意としている中国や香港、台湾のアジアメーカーでは、国内や欧米の大手メーカーの相当品として対応可能な製品を持っているメーカーも多いです。
たとえラインナップになくてもカスタムで同等の仕様を生産できたり、各種認証も問題なく所有し、綿密なサポート対応などの品質に力を入れて取り組んでいるというメーカーもあります。

おまけに納期は長くても10週間前後なんて比較的短納期。このご時世にしたら意外にも好条件なんです。
(すべて輸入品のため、どうにも円安の影響で値上げは頻出していますが…。苦笑)
多くの場合サンプルも取り寄せ可能ですので、代替品(相当品)ご検討の際は一度ご相談ください。

おすすめ代替メーカー<クロスリファレンス表>

OptoSupply(香港・LED)
スタンレー製品クロスリファレンス

Sunlord(中国・インダクタ)
Murata、TDK、太陽誘電クロスリファレンス

MAX ECHO(台湾・インダクタ)
Murata、TDK、太陽誘電クロスリファレンス

Codaca Electronic(中国・インダクタ)
Coilcraft、Vishay、TDK、Sumida、Sagami、Murata、Bourns製品クロスリファレンス

DEGSON (中国・端子台)
Phoenix Contactクロスリファレンス

DST-conn Tech(台湾・コネクタ)
ヒロセ電機、JSTクロスリファレンス

FU-YAO Technology(台湾・コネクタ)
DDKクロスリファレンス

その他アジアメーカーご紹介一覧はこちら

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